こちらのブログへの更新がしばらく滞っておりまして・・観ていただいていた方々には申し訳なかったです。
今年3月以降、開催予定を告知できていない「アクアセミナー」。民放メディアでも5月に『アクアソムリエ』というお仕事をとりあげて頂き、その際に開催日時をお伝えできればよかったのですが、準備が追いつかず、申し訳ありませんでした。
現在、東京でのイベント開催に協賛・協力する形となり、関東方面の方々には是非その機会に興味を持っていただけたら・・と思う次第です。
関西での開催予定は、別途告知させていただきます。
では、3月に開催された、『アクアセミナー』のVol.2の様子をご紹介しますね。
お料理や実生活に生かす内容となっていて、”実践編”として開催したものなのですが。題して「大人の大実験」!!
まず、今回は皆さんの「舌」を鍛えるところからスタート。
酸味・塩味・・・といった味に直結した、魅惑の「白い粉」が配布され・・・水に溶かしていきます。中には固形物質もあって、皆さんまずはその作業からスタート。
いったいこれはなんなんだ?!と思いつつ、、出来上がった「水溶液」をドキドキしながら試飲。
同じ水溶液を飲んでも、悶絶する人、全く平気な人、渋い顔をする人、本当に様々です。
通常、「お水」の中にも様々なミネラルや成分が含まれていますが、「単独」となると感じ方は全く別物!
粉末マグネシウムを溶かした「マグネシウム溶液」に関しては、味というよりも舌につくような「渋さ」が際立っており、全員、舌がしびれるような感覚に陥っていました。
マグネシウムは「超硬水」といわれるお水の部類に多く含まれる成分なので、『飲みにくさ』を感じている方の要因の1つというわけです。
そして塩を溶かした「塩化ナトリウム溶液」に関しては、濃度の低いものは逆に甘く感じ、濃度の濃いものはしょっぱく感じます。人間の味覚というのは、ほのかな塩味は「甘さ」と捕らえます。
お水に関しても同様で、ナトリウムを若干含むお水に関しては「まろやか」「甘い」と感じてしまうものなのです。
では、次に別の実験を。
ここは、会場である「Salon de *3」の井山先生にもご参加いただきました。
一部の「味覚」を麻痺させる謎の物質を口に含んだあと・・・
「チョコレート」「マシュマロ」「クッキー」といった、美味しいおやつを順番に食べてもらいました。
悶絶の表情をする井山先生(笑)。
先生とのお付き合いは長いのですが・・美食家の彼女のこんな表情を見たのは私も初めて!
味が失われ、「食感」だけが残った際に、感じる事とはどうなのか、皆さんに体感していただきました。
「罰ゲームだ!!」との声も。(笑)
そして、最後にお料理での実験を。
この日は、料理人を目指す若き青年がご参加されておりました。
「出汁」での実験だったので、すばらしい手順で出汁をひいてもらいましたよ!
軟水・中硬水・硬水で、かつお出汁と昆布出汁を比較していきます。
みんなで「どれどれ・・」と試飲。ここでも大きな違いにみんなびっくり!
そして次は・・各お水で豚肉をしゃぶしゃぶしてもらい、豚肉としゃぶしゃぶしたお湯の違いを、見て、食べて違いを体感していただきました。
こちらも、全員から反響が!!
最後に、
皆さんにまぜまぜしてもらって、異なるお水で作っていただいたパンケーキ。
味の違いは、その後のランチタイムの前菜として、井山先生がおしゃれに盛り付け、準備してくださいました。
素敵&美味しいお料理と、それまでに体感した味覚実験の討論が続き、世代・性別を超えて、皆さん和気藹々のランチタイム。
私は「アクアソムリエ」として、お食事に合うお水をサービス。
この日は『出汁』の違いを感じていただいたので、井山先生が、私が指定したお水でスープストックをとって、美味しい「薬膳ロールキャベツ」をメインディッシュで用意してくれました。やさしいお味に肉汁が流れ出て・・美味しさに皆さん大満足!!
途中「舌がしびれた」、「悶絶のまずさだった」等の会話も飛び出しつつ、美味しいランチがお口直しとなりました(笑)
理系女子の私なので、皆さんには文章や言葉でお伝えするよりも「体感」が一番大事だと思ってセミナーを進行させていただいております。
今回も、セミナー開始は説明をしたりしますが、途中からは私はほとんど自身から口を開いていなかったと思います。
進行していくと、皆さんの方がグイグイ興味を深めてくださるので、様々な討論が始まったり、ご質問してくれるようになっていく流れに「逆転」するんですね。
まるで、学生時代の「実験」を見ているようでした。
大人になって、あーだ、こーだといいながら、実験をする機会なんて、ほとんどありえない体験ですよね。
楽しい「大人の実験会」、私も愉しませていただきました。
セミナー・・という名の、大試飲会&実験会。
次回開催の案内を近々させていただけたらと思いますので、Vol.1、Vol.2ともに、お水に興味のある方はぜひご参加してみてくださいね!