汗ばむ季節に突入!
今週に入り…
急に気温が『夏』のように上昇したかと思えば、突如寒い日に逆戻りしたり…と、寒暖差が激しく、体調を崩している方や「なんとなく怠い」という方も多いのではないでしょうか?
こんな季節は、自律神経が上手く機能せず、「汗」による体温を調整が上手く出来なくかりがちで、『熱射病』リスクも高くなります。
また、「暑さ」よる発汗が急激に増える為、『脱水症状』も起こしやすくなるという…
まさに今、【水(水分)】の重要性がグッと増す季節なのです。
私達『アクアソムリエ』の業界では【喉が渇く=脱水】という認識になっています。人間の身体の約60〜70%の水分量を常に満たしつつ、上手く体の中を【循環】させる事が大事です。
日本は、「飲みたい」と思うと飲料水が手に入りやすい恵まれた環境です。
最近、水道水を直接「飲料水」とする人が少なくなってきましたが…馴染みのある日本の水道水を、皆さんがよく知る【硬度】という言葉だけで説明すると、平均硬度50〜60mg/lの軟水です。(約30〜約80mg/l、地域差あり。)
水質基準法に基づいた「安全」なお水なのは間違いありませんが、塩素など飲料として不必要な成分を除き、よりクリアな味を求めた結果、『飲料水を購入する』という行為が当たり前になりつつあります。
では、購入する場合、皆さんはどういった視点で商品をチョイスされているのでしょう??
採水地が日本のお水は、一般的に『軟水』で、軽い口当たり・スッキリした喉越しが味わえます。
採水地は国内に何箇所かあり、地方により若干異なるようですが、どのメーカーの商品も硬度平均30mg/l前後のものが多く出回っています。
(例)
いろはす
南アルプス天然水
六甲の美味しい水
「六甲の美味しい水」はややNa(ナトリウム)が含まれているので、甘みがある!と感じる方も多いようですよ。
ここに加えて、海外のお水で『軟水』に該当するのが、
Volbic(ヴォルビック) 60mg/l (フランス)
クリスタルガイザー 38mg/l (アメリカ)
…などです。
クリスタルガイザーは、日本の富士山系のお水にも多く含まれるバナジウムが豊富で、血糖値を気にする方に好まれています。
では、ミネラル分を多く含む『硬水』はどうでしょう??
【硬度】はCa(カルシウム)とMg(マグネシウム)の含有量で計算さきれる値です。
ざっくりいえば、、
硬度が高くなると、口当たりはやや重たくなりますし、Mgが多くなると、やや渋みを伴っ てきます。
(※天然水の中には、他にも多くのミネラル分が存在します。詳細はまた別記事でご説明します。)
この300mg/l辺りの中硬水は、冷えた状態だと比較的飲みやすいです。、
(例)
evian(エビアン) 304mg/l (フランス)
Vittel(ヴィッテル) 307.1mg/l (フランス)
ペリエ 382〜401mg/l (フランス)
汗をかくと、水分と同時にミネラル分も失われる為、ミネラルの含まれたお水を飲む事はとても効果的で、特に、CaとMgの比率が3:1〜2:1のベストバランスなお水です。
Vittelは、自転車競技「ツールドフランス」の公式ウォーターになっており、スポーツ選手にも愛飲されています。
また、ペリエは天然発泡水。硬度は高めですが、Mg含有量が少なめ。炭酸効果と合わせて、とても飲みやすく感じます。
(例)
ゲロルシュタイナー 1302mg/l (ドイツ)
Contrex(コントレックス) 1468mg/l
『超硬水』と言われるお水は、口当たりはかなり重くなります。ミネラル成分もかなり豊富で、サプリメントを摂るのと同等の位置付けに。
ゲロルシュタイナーは炭酸の強さで飲みやすくなっていますが、コントレックスは意識が高い方でないと「美味しい」という方は少ないと思います。
Mgやサルフェート(硫酸塩)を多く含む為、お腹が緩い方は避けた方が無難です。
ここでは、一般市場に多く流通していて、即購入しやすいお水を例に記載してみました。
皆さんが愛飲されているお水は、どの部類に該当したでしょうか?
赤ちゃんや小さなお子様には、
▼ミネラル成分が身体に合わない
▼粉ミルクが溶けにくい
…などの問題がありますので、『軟水』を飲ませてあげるようにしてください。
お水に含まれる成分が変わったから…といって、薬を飲んだように即効果が現れるものではありませんので、
▪︎味が好きだから飲む
▪︎健康を考えて、少しだけ硬水に切り替える
…と、ご自身の嗜好や目的に合わせて『継続して飲めるお水』を身体の渇きに合わせて多めに補給するようにしてください。
【体質改善】を目的としたお水の選び方に関しては、
▪︎各々のお水の特徴
▪︎ミネラル成分の効果
…など、順次1つずつ掘り下げて書いていきますね。
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